積水ハウスで建てたほうがいい人はどんな人なのか?
実際に建てた私が、積水ハウスで建てたほうがいい人はどんな人なのかを考えてみたいと思います。
そもそも積水ハウスは何が強みなのか、個人的に感じた強みを紹介します。
積水ハウスで打ち合わせ中に、「あれをしたいこれをしたい」とわがままを言っても、いやな顔をされたことはありませんでした。
基本は「いいですね~ただ金額がこれくらい上がります。」という感じで、予算の心配をされるばかりでした。
設備も何入れてもいいし、内装も何やってもいい。予算さえ合えば対応しますよ~というスタンスでした。
ハウスメーカーによっては自社の指定したキッチン以外は入れさせたくないというところもあったりするそうです…。
私が聞いた話では、指定したキッチン以外を入れるならSNSに載せるなと営業に言われた人がいました(笑)
もちろん積水ハウスでも、営業や設計、支店によって姿勢は多少変わるかとは思いますが、Youtubeで積水ハウスで建てた人のルームツアーを見ても、設備や内装は多種多様で、施主のわがままをかなえてくれる姿勢には定評があると思います。
積水ハウスは、打ち合わせの回数が多く、こだわった家づくりができると聞いていました。
大体、週1,2回、2~3時間くらいの打ち合わせをして3か月で決まることが多いようです。
私たちは週1回、3時間くらいみっちり打ち合わせをしてもなかなか決まらず、結局4か月ほどかかってしまいました。
それでも営業さん、設計さんは「早く決めてほしい」というような態度は見せず、毎回真剣に私たちの家づくりに取り組んでくれました。
ベルバーンは積水ハウスの木造ブランドシャーウッドで使用できる外壁材、
ダインコンクリートは鉄骨ブランド、イズシリーズで使用できる外壁材です。
どちらも積水ハウスのオリジナル商品で他の工務店やハウスメーカーでは使用できません。
ダインコンクリートはコンクリートでできている外壁材です。
本物の石のような重厚感、高級感が人気で、高耐久なのが魅力です。
ベルバーンは1200度の超高温で焼き固めた陶器の外壁材です。
陶器素材のため表面が固く、汚れに強い、色あせがほとんどなく、ほぼメンテナンスフリーな高耐久さ、焼き物特有の落ち着いた質感が魅力です。
逆に積水ハウスはここが残念だと思った部分を紹介します。
最近の家では高気密高断熱が重視されています。
気密性が高いとそれだけ外と中との空気が交わらないので、暖房効率がいい家、きれいな空気の家になるとされているからです。
しかし積水ハウスでは今時点では会社を上げて気密性を高めていこうという動きはありません。
一部積水ハウスオーナーで高気密に仕上げている方もいますが、あれは支店の担当者が協力的で、施主も意欲的な場合のみの例外対応です。
「基本的には気密なんて求められてもうちでは無理です。」という回答が当たり前だと思った方がいいでしょう。
積水ハウスは他のハウスメーカーと比べるとかなり緩くどんな設備でも採用することができます。
しかし、ハウスメーカーである以上は一定の規格があり、どうしても対応できない商品もあります。
本当にこだわりが強い人は工務店などのほうが融通が利くことは多いと思います。
ここまでを踏まえて、私が思う「積水ハウスに向いている人」は以下のような方です。
「お金を出せばほとんどのことができる」というのが積水ハウスの特徴です。逆に言えば、標準仕様でおさえてコストを下げたい人には向いていません。
ある程度コストをかけてでも、「納得のいく家を建てたい」「理想を詰め込みたい」という人にはおすすめです。
積水ハウスは、打ち合わせの回数も時間も多いです。その分、細かいところまで一緒に詰められますが、「とにかく早く建てたい」「打ち合わせが苦手」という人には負担が大きいかもしれません。
一方で、家づくりを「人生の一大プロジェクト」と捉えて、とことんこだわりたい人には最適です。
施工の品質やアフターサービスなど、安心して任せられる体制が整っているのが積水ハウスの魅力。
「初めての家づくりで不安が多い」「大手でないと心配」という方にも、積水ハウスのブランド力と実績は心強いポイントです。
外壁材「ダインコンクリート」や「ベルバーン」のように、高耐久で高級感のある素材を使いたい人にも積水ハウスはおすすめです。塗り替え不要でメンテナンスが楽なのもポイント。
デザイン性と機能性、どちらもあきらめたくない方にとっては、非常にバランスの良い選択肢になると思います。
積水ハウスは、
- コストをかけて理想の家を実現したい人
- 打ち合わせも楽しみながら、じっくり家を作りたい人
- 安心感と高品質な施工を求める人
- デザインも性能も、長く満足できる家にしたい人
こんな方にとてもおすすめです。
一方で、
- なるべく低予算で建てたい
- 細かい打ち合わせは面倒
- 高気密・高断熱にこだわりたい
- 規格に縛られず、自由度を最大限に求めたい
という方は、地域工務店や設計事務所なども検討してみると良いかもしれません。
最終的には、自分たちの価値観や家づくりの優先順位に合うかどうかが重要です。
これから家を建てる方の参考になればうれしいです!